先のタイ軍事政権により、憲法裁判所が国軍など保守派寄りに改悪された。それににより、昨年5月の下院総選挙で第一党になった前進党に対し、王室への中傷や侮辱を禁じる「不敬罪」改正の公約が、(日本では絶対考えられない)憲法違反に当たるとして、なんと解党を命じた。
そして今回は、連立政権を率いるタクシン元首相派の最大与党・タイ貢献党を標的に、憲法裁判所がイチャモンをつけて、セター首相と全閣僚の解任を命じる暴挙に。(上記の8月15日の新聞記事を参照)
これから、タイ国会で次期首相指名選挙(上院議員200人と議員250人の合計450人の過半数以上で首相決定)が実施されることに。これまでの上院議員200人は、国軍政権が任命していたが、今回は新しい上院議員200人なので、その議員の指名投票先がキーポイントになりそうだ。
いずれにせよ、タイはまたもや首相指名選挙で国政の混乱確実。となると、タイ通貨バーツが下がりそうだ。だが、過去の軍事クーデター勃発でもバーツは下落しなかったのだから、首相交代程度では“円安・バーツ高”は変わらないだろう。というより、現時点のようにジリジリと再びの“円安・バーツ高”が続くだろう。 (上記は8月15日現在の交換レートです。)
それにしても、タイの国政混乱の事態をより把握して、チェンマイやチェンライ暮らしの今後を考えたいものです。

