知らぬ間に円安が進み1ドル=153円台に。他方で、タイ経済が低迷していながらバーツ高に。これにより、とうとう1バーツ=4.77円まで高騰。10,000円で2,140バーツ台まで下落したようだ。
これでは、タイへの旅行者も減少傾向になるであろうし、タイでの日本からの年金で暮らす邦人は、年金の大きな目減りに悲鳴をあげているであろう。
ところが、異常とも思える円安・バーツ高にも、意外にも恩恵があるのだ。普通はタイに1年毎更新のロングステイビザを維持するには、銀行に80万バーツ以上の預金が必要。
ある邦人ロングステイヤーが、今回の円安・バーツ高をチャンスとして、銀行の80万バーツを日本円に換えて、日本に持ち帰ることを検討し始めた。
この今に、タイの銀行に塩漬けしている80万バーツを引き出して、私設両替屋に持って行く。そこですべて円に両替してもらうと、1バーツ=4.7円とすれば、376万円となるであろう。
80万バーツを銀行に預けた時に、1バーツ=3円だったとすれば、現金280万円が必要だったことに。
となると、この今に預けていた80バーツを引き出して、円に換えると376万円。つまり、376ー280=96万も為替差益が出ることになる。
このように計算すると、「さあ、今こそタイでのロングステイを切り上げて、日本に戻ろう!」と、なってもおかしくないであろう。
チェンマイを中心に、ある一定の数で「年金暮らし独居老人」が住んでいる。独居老人も、持病もなく、毎日飲む薬もなく、一応元気で健康。そんな独居老人も忍び寄る歳の波には勝てない。健康で元気なうちに、日本に撤退を考えるのも、そんなに悪くはないであろう。

