2020年07月31日

北タイ温泉探検隊物語・パーイの第2次世界大戦記念鉄橋横の土管温泉健在!

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 今やパーイ観光のゲートウェイともなっている
 第2次世界大戦記念鉄橋

 チェンマイから国道1095線でパーイの町に向かうと、その町に入る手前にパーイ川に架かるコンクリート橋の横に緑色の古びた鉄橋がある。必ず立ち寄るパーイの人気観光スポットの1つで、土産物屋や観光客で大変な賑わいを見せている。
 でも、新型コロナ禍で外国人観光客は皆無で、4連休を利用してのタイ人観光客もわずか十数人いるだけで、なんとも静かで落ち着いた観光地になっている。まあ、さびれて昔ながらに静かなパーイ旅行を楽しみたいのなら、この雨季の時期が絶好のチャンス。・・・

 この古びて使われていない“第2次世界大戦記念鉄橋”なるものだが、ここには、その橋の歴史を紹介した写真パネルもある。簡単に言えば、第2次世界大戦でチェンマイの日本軍がインパール作戦でメーホンソンへの道路を建設。その折に、パーイ川に物資輸送できる丸太橋を建設。でも、終戦時に連合軍の攻撃でその橋は破壊されてしまった。

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 終戦後に木の橋は作り直されたのだが、チェンマイ市内のナワラット鉄橋が解体されて新しい橋を建設することになり、その古くなって解体された鉄橋をここに持ってきて再利用して建設したのが、現在残っている緑の鉄橋。“第2次世界大戦記念鉄橋”などと命名するから、わかったような、わからないような観光古鉄橋になってしまった。

 記念写真用に歩いて渡れるだけで、今では使われていない記念鉄橋です。でも、その昔には、この鉄橋しかなくて、板張りの橋をバイクで恐る恐る渡ったことがあるのです。つまり、何の変哲もない田舎の古びた鉄橋に過ぎなかったのです。

 パーイの観光開発が始まると、看板1枚もなかった鉄橋のたもとが一躍人気観光地に作り替えられたということでしょうね。つまり、もともと何もなかったのに、無理して観光スポットに変身させた。よって、こんなところに立ち寄るのは止めましょうね。(小さな親切、大きなお世話かな?)

 と言っておきながら、ここを通るときには必ず立ち寄るのです。それは、鉄橋のたもとの土産物屋からパーイ川の河原に下りていくと、なんとこれまた見捨てられたように無人の無料土管温泉があるのです。

 なにせ、廃屋ならぬ“土管廃温泉”のようで、いつ土管が壊されたり、撤去されてもおかしくないので、無事に残っているかどうかが心配で心配で、夜も眠れない(嘘)くらいだ。

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 小雨が降り出した中、土管湯船を確認する。端の方の土管には温泉湯が蛇口から流れるままで土管からあふれ出ている。手を浸けてみると適温。プラスティックの手汲み杓が置いてあるので、多分村人が朝夕に掛湯に使っているに違いない。

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 1列に並ぶ空っぽの土管だが、蛇口をひねってみると、これまた適温の湯がドバーっと勢いよく出てくるではないか(上記写真)。つまり、ここの土管温泉は健在で、土管に温泉湯をためて、「いい湯だな!ここはパーイの土管温泉!」と鼻歌交じりにくつろぐことができるということだ。

 この時はまったく予期せぬ温泉探検だったので、なおかつ、家路を急ぐ必要もあって、すぐに踵を返して道路横に停車の自動車に戻った。

 今後、この“第2次世界大戦記念鉄橋”横を通る機会があったら、是非ともこの温泉に立ち寄ろう。そして、土管湯船に身体を沈めて温まり、河原からの記念鉄橋を眺めたい。そして、旧日本軍がここで丸太の橋をこしらえて、戦時物質を主に牛車で運んだ“当時”に、そう“湯治”しながら思いを馳せたいものである。(そううまくいくかな?)

 ちなみに、ここの土管温泉ですが、さすがに太陽が高くなる日昼での入浴者はいないようです。ここはパーイの町に泊まった翌日の早朝に、バイクや自転車でやってきて朝風呂かわりに利用するのが一番良いでしょう。まあ、欧米のバックパッカーとか地元の人で、結構にぎわうようです。
 
 パーイ川の河原の一角に半ば放置されたような土管温泉。それでも、土管横にトイレ小屋があるので着替えるのには不自由しない。ただし、土管の底部分の塩ビパイプの排出口を塞ぐような古いタオルなどの栓を持参する必要があろうかと。それに、温泉探検隊の必携アイテムの1つである“日本各地の温泉のもと(袋入り粉末)”も忘れてはいけない。

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 各種揃えて持っている”温泉の素”

 土管湯船に温泉湯を貯めて、“日本各地の温泉のもと”を溶かせば、なんとタイのパーイで「有馬温泉乳桃色の湯」なんぞに浸かれるのである。さすがに年季の入った北タイ温泉探検隊。露天温泉や野天湯の楽しみ方には、素人と違ってあれこれと大いにこだわり、何倍も楽しめるようにします。

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 記念鉄橋の土産屋さんで購入した1キロ130バーツの朝採れキノコ
 ワットチャンへの山岳道の展望台での店で購入した白菜は1個7バーツ

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posted by 新明天庵 at 10:00| Comment(1) | 北タイ温泉探検隊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
4年前にパーイに日帰りで行き、行く途中に寄りました。まさか、温泉があるとは驚きです。当時の写真を見返しましたが、竹筏漂流の筏は写っていたのですが、温泉は写っていませんでした。
Posted by カップ at 2020年08月02日 15:05
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