2020年07月26日

チェンマイ田舎日本庭園露天温泉と釈迦頭・2020年7月

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 庭園池温泉と奥に2つの源泉井戸がある温泉場

 そうだ昨夜は、シャワーを浴びるのが面倒でベッドに横になるとすぐに寝込んでしまった。翌日の今日の素晴らしい好天に誘われるように、銭湯代わりも兼ねて、久しぶりに私のプライベート温泉である日本庭園露天温泉に、いつものようにバイクで出かけた。・・・

 メーテン川沿いに上流へ向かう谷沿いの湾曲した道路の両側の緑の木々は、雨季の澄んだ強烈な太陽光線で押し黙って、濃い木陰だけを路面に浮き上がらせている。強烈な太陽光線の光で、輪郭がはっきりした濃い日陰が際立っている。

 集落のお寺の横道の先の民家の裏手に、まるで隠されたようにぽつんとある日本庭園露天温泉。今日も誰の姿もない、私だけの安心の(?)プライベート温泉。

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 いつも誰もいない温泉池

 今日は珍しく庭園池にお湯がたくさんたまっているではないか。さっそく、半パン1枚になって、池の岩と岩の間の深い部分に身体を首まで浸かる。このぬるま湯温泉がこれまでになく温度が高いのにはびっくり。5分も浸かっていられなかったくらいだ。

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 この温泉で湯浴みするのは私1にだけ

 この温泉池であるが、源泉井戸からはチョロチョロとしか流れ込んでおらず、池の底の2か所から比較的熱い源泉湯がまあまあの量で染み出ている。つまり、“100%源泉湧きだし温泉池”という贅沢さの上に、池に浸かって湯浴みするのは私1人だけという庭園池。

 泉質は肌に少しぬめりを感じる単純弱アルカリ泉に間違いでなかろう。もっとも、火山性温泉でないタイの温泉は、日本のような強い温泉臭のない単なるお湯に近い単純弱アルカリ泉が大半である。日本人には物足りない泉質だが、ここはタイなのだから仕方あるまい。

 池での湯浴みの後は、源泉井戸の横の低いコンクリート階段に腰を下ろして、プラスティックの安物の手汲み杓で、井戸の中に手を伸ばしては温泉湯を汲みだす繰り返し。赤レンガで囲まれた源泉池は隣り合って2つ。1つは銭湯のお湯のように適温。もう1つは、ちょっと熱くて掛湯には、12月や1月の冬の寒い日以外は、遠慮させてもらっている。

 多分村人さえも誰も利用しない、村の共有地の温泉場。雨季なので草が生い茂って荒れているだろうと思いきや、ちゃんと草刈りしてあった。そろそろ、無料で使用させてもらってばかりでは悪いので、少し温泉場整備に何かしなければいけないだろう。

 横に谷川のせせらぎ、庭園や源泉井戸の周囲は草木が藪のように茂っている。たった一人での湯浴みなので、腰を下ろした周囲の草木をぼーっと眺める。

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 釈迦頭と呼ばれるノイナー

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 まず、この温泉場の出入りを邪魔するように茂ってきた、ノイナー(釈迦頭)の背丈ほどの小さな木。その木にすでに薄緑のみずみずしい果実がなっているではないか。雨季の代表的な熱帯フルーツであるノイナーは、若葉の色と同じでなかなか見分けがつかない。
 
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 仏像の頭だけにある螺髪(らほつ)

 その表面がお釈迦様の頭の小さなポチポチに似ている様から釈迦頭(シャカトウ)とも呼ばれているノイナー。英名はシュガーアップル。熟すれば色が変わる他の果物と違い、緑色のままなので収穫時が難しい。また、収穫しても、後熟させて、果肉が柔らかくなってから食べる必要がある。口に入れるには、ちょっと面倒な熱帯フルーツでもある。

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 左・アテモヤ 右・ノイナー

 ところで近年は、チェンマイの市場などでは“大きすぎるノイナー”と勘違いする「アテモヤ」(※参照)が、大きな顔をして出回っていて、小さめのノイナーはほとんど見かけなくなっている。つまり、ノイナーは見かけも貧弱で、“No 否”とお呼びでなくなってきているようだ。

 熟してきたら1つ失敬しようかどうか迷っている。砂糖の甘さで舌にざらつく白く柔らかい果肉で、そんなに美味しい果物でもなく、1個食べたら十分であろう。その1個を楽しみに待とう。もちろん、目の前にぶら下がっているノイナーが、その1個になりそうな予感。(それは盗みになりますよ!)

 この雨季の時期の温泉場には、やぶ蚊やアブが心配された。だが、なぜか、両方ともいないようで本当にくつろいで過ごせる。そうだ、この次には、ノイナーの生育具合も楽しみだ。それに、この次には、蝶をおびき寄せるトラップを持ってきて、蝶が寄ってくるかどうか試してみよう。

 この日は、西日が当たる中での湯浴みと掛湯で、さすがに身体が火照って汗が止まらない。素早く着替えして、バイクで帰途を急ぐ。そうすると、バイクに乗って風を切って走るので、ちょうど火照った身体のクールダウンにもなる。湯上りは、本当に心身とも軽やかになるものだ。

※「アテモヤ」は、「バンレイシ(釈迦頭)」と「チェリモヤ」の掛け合わせで誕生した熱帯フルーツ。アメリカで育成され、1913年に初めて結実して、世界に普及。「アテモヤ」という名前は、バンレイシのブラジルでの呼び名「アテス(アテ)」と、チェリモヤの「モヤ」を合わせての命名。
 
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 温泉にあった花
 ปักษาสวรรค์(パクサーサワーン・極楽鳥)の特徴ある花
・ストレリチア(極楽鳥花) ・Bird of Paradise・学名Strelitzia reginae

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 温泉にあった花 
 プルメリア(Plumeria)はキョウチクトウ科インドソケイ属に属する落葉樹。
 ラオスでは「チャンパー」と呼ばれラオス国花となっている。

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posted by 新明天庵 at 10:00| Comment(0) | 北タイ温泉探検隊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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