2019年07月06日

7月の福井の山里の故郷はツバメが巣作り

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 頭上注意の張り紙とその上のツバメの巣

 「さっきのー、ここのツバメの巣から子供のツバメが落ちていたんデー、脚立持ってきて巣に戻したんヤー。ほら、親ツバメが1匹戻ってきたんやけドーオ、戻した子供のツバメの姿が下からは見えんのヤワー」。農作業着の初老の村人が、貸してもらったトイレから出てきた私に語り掛けてきた。・・・

 ここは地元集落の野菜など農産物を売る“四季彩”という町の直販所。トイレを借りた折に、トイレのドアーにツバメの巣の絵入り“頭上注意”のお知らせが貼ってあった(上記写真)。もちろん、ドアーの上の壁には、子育て中のツバメの巣が張り付いてあった。なんとも田舎らしい微笑ましいお知らせに嬉しくなった。そして、自転車に乗って帰ろうとしたら、別にあるツバメの巣を見上げている村人に声を掛けられたというわけだ。

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 戻した雛の姿が見えなくて心配

 頭上のツバメの巣から、喉元が光沢ある茶色の親ツバメが頭だけを出して、キョロキョロしている。それを眺めながら、2人でしばしツバメの巣の懐かしい昔話に興じる。半世紀以上も昔は、集落のどこの家も昔からの大きな農家で、ガン間のドアー上には15センチ四方くらいのツバメの出入り口がこさえてあった。家の中のツバメの巣には、毎年のようにツバメがやってきて卵を産み、ひなを育てて巣立って去って行く。その繰り返しを毎年見ていた。

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 喉の茶色が目立ちます
 残念ですが数日後に巣は空に!

 その時は、巣から子供が落ちてきて、はしごを用意して巣に戻してやるなどちょくちょくあった。だから、今回の事も珍しさなどまったくなく、懐かしさだけであった。

 まあ、家の玄関口に、ツバメが出入りする四角い穴を作ってやれば、季節になると渡来してきたツバメが家の中に巣を作る。そして、卵を産みひなを育て、巣立っていなくなる。このツバメとの家族の一員のようなふれあい体験。やはり、村を上げて取り組んで復活させてほしいものだ。なによりも、家にいる子供たちへの“ツバメという野生の生き物”の貴重な体験学習になると思う。

 チェンマイ田舎庵では、小さな庭に植えてある数本の木に、毎年野鳥が巣を作り雛(ひな)を育てる。その雛が地面に落ちてきたり、巣立ちの訓練で芝生の上を飛び跳ねる。飼っている2匹の愛犬であるシロとワンチャンが、その雛を追っかけては死なせてしまう。可哀そうだが、どうすることもできない。

 豊かで便利になった日本の田舎の子供たち。でも、それによって失ったものもある。ツバメとのふれあい体験のように。チェンマイ田舎では、野鳥、蛇、サソリ、カエル、蛍、野良犬(?)、いろんな虫・・・などの動物と、いまだに一緒に暮らさないといけない。

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posted by 新明天庵 at 05:00| Comment(0) | 日本からタイ・チェンマイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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