2019年03月20日

チェンマイとランプーンにある戦没者慰霊碑定期清掃・2019年3月(C)

 <ムーンサーン寺の慰霊碑建物前の草むしりから解放

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 定期清掃の最後の慰霊碑は、戦争当時に旧日本軍の野戦病院があったチェンマイ市内ムーンサーン寺。ここには、伝統銀細工の郷土博物館建物の中に、“旧日本軍博物館”も併設されている。よって、博物館内の清掃が、建物外の慰霊碑周辺清掃に加わるので、結構大変な清掃となる。・・・

 これまでは慰霊碑のある前の玄関部分が歩道用の組み合わせコンクリートブロックが敷き詰めてあり、ブロックとブロックの狭い隙間に、なかなか草引き出来ない雑草がはびこっていた。その雑草を引き抜くのに、参加人数不足と炎天下もあって、かなりの負担を強いられる余計な仕事だった。

 それが、この寺のあるウアライ地区住民である日本人のKさんが、昨年2018年8月15日の慰霊祭に向けて、町内会でムーンサーン寺修繕目的の寄付金を集めて頂いた。その寄付金をもとに、Kさんが、面倒で時間を費やすブロック隙間の草取りの雑用をなくすために、四角い丈夫な床タイルで雑草が生えないように隙間をなくして敷き詰めてくれたのだ。

 数は多くはないのだが、これまで1度でもこのムーンサーン寺の定期清掃に参加して下さった方へ。「老人にはへとへとに疲れる、あのブロック隙間の草抜き作業は一切なくなりました。ので、今後は、午後2時からのムーサーン寺だけの清掃だけでも、“死ぬ前までに夢よもう1度(??)”で参加して下さい!(失礼な!)」

 申し遅れましたが、年3回だけのこの定期清掃ですが、朝早くからの参加が難しい方には、「午後2時頃からのムーサーン寺だけの清掃参加でも大いに歓迎です!」となっています。心憎いまでの配慮でしょう(どこが?)。

 この日も、常連参加の日本の方、なにやらバンコクから駆け付けた日本の女性の方、“チェンマイの日本兵小堀”のタイ人、チェンマイ旅行中という老人の合計4人の方が、ムーンサーン寺の清掃だけですが参加してくれました。

 普段は鍵が閉じられていて、誰も入れない旧日本軍博物館。定期清掃の時は、掃除しながらじっくり・・・でなくちょこっと見学できます。もちろん、清掃後には、必要とあらば、実行委員会のメンバーの詳細な解説をお聞かせ出来るかと。

 なんといっても、チェンマイ市内の四角いお濠の南側にあるチェンマイ門から、南に伸びる伝統銀細工通りで、サタデーマーケットで賑わうウアライ通りを少し東に入っただけという、便利な場所にこのムーンサーン寺があるのですから。

 ちなみに、ウアライ通りの東側に“白い牛の像”が見えたら、その付近からは日本語の入った案内看板が、寺の入り口までいくつか立っています。また、寺の境内にも日本語の入った案内看板もあります。よって、日本の観光寺を訪れたような気分にちょっぴりなれて、親しみを感じると思います(嘘だろうが?)。

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 博物館内の旧日本軍兵服装マネキンの清掃

 今回思ったのですが、博物館内の旧日本軍遺品の数々に、面倒は作業になると思いますが、1つ1つ簡単でもいいので説明文を付けるべきだと。古い写真や古い遺品を、何の説明もないとなくそのまま置いていても、博物館展示の意味がなくなるのではなかろうか?

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 慰霊碑前での記念写真・10年先はどうなるのかな?

 そして、今回ミャンマー南部半島部のモーラミィエンの泰緬鉄道終点の跡などを訪ねる旅を終えた。そして、チェンマイへの帰路に、タイのカンチャナブリーも訪れた。そこでは、いわゆる“戦場にかける橋”のように、旧日本軍が泰緬鉄道建設に対して、連合軍捕虜をいかに残虐に扱ったを針小棒大に、曲解して訴える、悪名高き「死の鉄道博物館」もあって、嫌々ながら見学。

 その「死の鉄道博物館」も、その横に広がる西洋の国だけの連合軍兵士の公園のようなきれいな墓地も、欧米人観光客や、中国人観光客が大挙して押し寄せているではないか。

 正確な歴史も知らずに、ツアー観光ガイドの言われるままに「死の鉄道博物館」を訪れるとしたら、旧日本軍に対して間違った偏見を持ってしまうのは避けられないであろう。

 つまり、たかが戦争歴史博物館の1つだ・・・なんて呑気なことを言っておれないような気がする。ムーンサーン寺の郷土博物館に間借りして、一般公開されることもない旧日本軍博物館。このように、タイ人からも世界各国の旅行者からも、封印されたままの現在の旧日本軍博物館。このままでは、まったく活用されていないようで、惜しい気がしてならない。

 建物は小さくても構わない。常設の旧日本軍博物館を建てたいものです。それこそが、インパール作戦で戦死、疫病死した旧日本軍兵士を、より深く慰霊することにもつながるのではなかろうか?



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posted by 新明天庵 at 02:00| Comment(0) | ロングステイ関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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