2018年12月12日

2018年12月9日の戦没者慰霊碑定期清掃ボランティア(3)

ランプーンの慰霊碑台座がタイル張りでリニューアル!日の丸が翻る!

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 ランプーン県パサーン郡に住んでいた旧日本軍兵の故藤田松吉さんが、自宅敷地の横に自分で建立した「噫忠烈戦歿勇士」の慰霊塔。ここの定期清掃には、同じランプーン在住のNさん夫妻などが地元日本人有志として、慰霊塔の清掃維持管理にあたってくれている。・・・

 3ヶ所の慰霊碑巡りであるが、今回は3人の方の自動車を足として使わせてもらった。今回は、バーンガード慰霊碑からは、そこから参加のハーンドン在住のKさんの乗用車にのせてもらう。

 お互いに話すのは初めてだが、Kさんの話す、バンコク、チェンマイで3つの会社を渡り歩いた長期のタイ勤務エピソードは、30年以上も前の事なので、初めて知る事ばかりで実に面白い。

 これだけ昔のタイを知っている日本老人は、そんなに多くはいないであろう。また、機会があれば、色々と昔のタイの話をお聞きしたいものだ。くしくも、彼も私も2人とも大学では林学を専攻していた。こんな偶然も、ひょっとしたら、戦没日本兵が引き合わせくれたのかもしれない。(そんなことはないですよね)

 話しに熱中していると、いつの間にかパサーン郡にある藤田さんの慰霊塔に到着。だが、車で横を通ったその時に、なんと色鮮やかな日の丸が慰霊塔前の木に翻っているではないか。もちろん、そんな事は初めてである。

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 台座がすべてタイル張りにリニューアル

 先に来て掃除を始めていたランプーン在住のNさんに、その日の丸旗の事を尋ねる。「先に慰霊にやってきた日本人が、持ってきた日の丸を立てて残して行ったようですよ!」とのこと。掲揚棒も含めて、こんな立派な日の丸の旗を残してくれるとは嬉しいことである。

 欲を言えば、我々がタイの国旗も横に一緒に立てたかったのだが、そんな準備もないので、また次の機会にしたい。やはり、ここの慰霊碑も国旗を飾るならば、他の慰霊碑同様にタイと日本の2つの国旗を飾るのがふさわしいと思う。

 それにしても、どんな方が、どんな気持ちでここに来て、どうして日の丸の旗を残していったのであろうか。そんなことは知る由もない。

 でも、1年間のうちに、その数わずか数人かも知れないが、初めてここを訪れて慰霊してくれる日本人がいることを実感。定期清掃ボランティアが、ちょっぴり役に立ったようで嬉しかった。たぶんこの目立つ日の丸で、思わず立ち止まって、慰霊塔の存在を知る日本の方が1人、また1人と増えていくことを願っている。

 また、今回は慰霊塔土台が全面タイル張りになり、見違えるように奇麗になった。塔の説明看板も製作中で、近々完成して、建てられる予定となっている。塔の横に植えてくれたマンゴーの木も順調に育っている。あと2年もすれば、実ったマンゴーを皆さんと一緒に食べられるかもしれない。

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 なお、地元のNさんが、今年も12月25日のクリスマスの日に、各自昼食を持ち寄って、慰霊塔の裏で茣蓙を敷いて、クリスマス・パーティーを開催するそうです。ユニークな飲み食いパーティーになるようです。

 先の大戦で、日本軍が敵国でなくて同盟国としてタイにやってきた。そして、チェンマイの日本兵は、クンユアムなどからインパール作戦に出撃。だが、史上まれに見る前線への補給なしの無謀な作戦で、日本軍はタイ国境を目指して敗走。

 だが、タイ国境に入ってチェンマイを目指したものの、病気やけがで行き倒れが続出。その敗走路は白骨街道といわれるくらいに、日本兵の死骸が次々と横たわっていた。

 その日本兵の死骸を集めて慰霊する慰霊碑が、チェンマイやランプーンにある。慰霊碑が日本国内にあれば、その維持管理はそんなに難しくはない。だが、チェンマイやランプーンにあるとなると、そこに在住する日本人の有志が維持管理するのが当たり前。

 私は、「日本の国のために死んだのだから、国の出先機関であるチェンマイ総領事館が国の予算で先頭に立ってやるべきだ!」と考えている。だが、総領事館がそれをやらない(できない?)現状では、チェンマイやランプーンなどに在住する“志ある”日本人がお互いに声を掛けて、“予算”などないも同然の中で、ボランティアでやり続けていく他ないだろう。

 手弁当ですべて自己負担というボランティア活動として、当分というか、今後もやり続けて行かなくてはいけないのだろう。だが、このようなボランティア活動は、高齢化もあって、今後も息長く続けていくのは難しいであろう。

 とのボヤキ(?)はそれまでにして、次の定期清掃は来年の3月の日曜日の1日。それを手伝ってくれる初めての日本の方を、今から募集しております。{終わり}

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posted by 新明天庵 at 05:00| Comment(0) | チェンマイ観光 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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