2017年09月07日

メーテン郡役所から集落に定住する外国人に出頭命令が?

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 庵がある集落の村長(プーヤイバーン)さんから、「定住外国人調査をやるので、申告用紙に各種証明書類を添付して持ってこい!」との連絡があったと、妻が話す。こんな“外国人狩り(?)”のような調査は初めてなので、いったい何事なのかと、大いに戸惑う。・・・

 どうやら、現在の軍事独裁政権が“国内に住む外国人の管理強化策”の1つの現われのようだ。黄色い外国人用タビアンバーン(家屋登録冊子)、ピンク色の外国人用IDカード、運転免許証、パスポートの、それぞれのコピーに自筆サインした書類を、まとめて村長の家に持って行く。

 それだけで済むと思っていたが、先日の水曜日の朝9時に、郡役所にタイ人配偶者と一緒に、パスポート持参で出頭せよとの村長からのお達し。まあ、ちょうど予定もないので妻と連れ立って出頭。

 郡役所の講堂には上記写真のような大きな垂れ幕があって、その前に長机を並べて数人の担当職員が受付や面接らしきものをやっている。

 朝の9時に来いと言われたのに、準備ができていないので、外で朝飯でも食べてから、10時頃に来いとのこと。椅子がたくさん並べてあるのに、来ているのは20人にも満たない。仕方なく、郡役所横の通りにあるクエッティオ屋で朝飯としてクエッテイオを食べて時間を潰す。

 講堂に戻っても、相変わらず来ているのは20人程度。もっとも、郡内に定住する外国人すべてを出頭させるのでなく、日にちを変えて、1日3〜4集落に限ってこの出頭調査を行っているとのこと。

 椅子に待機している面々を眺めると、誰もが知っているローティー屋台のインド人家族5人の姿が。娘や息子は学校の制服姿なので、強制出頭で学校は後回しのようだ。

 黄色い袈裟を着た近くのお寺の僧侶2人も、書類片手に椅子に座って待っている。僧侶の中にもミャンマー国籍の定住僧侶がいるようだ。

 そして、初めてお目にかかるフランス人中年男性とそのタイ人配偶者。定住していても、16年以上にもなる私のように長くはなくて、最近定住しはじめたのであろう。出頭してきた中で、欧米人は彼だけ。日本人は私だけ。

 後からやってきた顔見知りの村長となにやら話す妻。妻によると、タイ人と暮らしている外国人でも、黄色い外国人用タビアンバーンと外国人用IDカード所持者だけに限られれるとのこと。すぐ近くに長く定住する顔見知りのアメリカ人が、出頭していないのが不思議だったのだが、たぶん、タビアンバーンや外国人用IDカードをまだ取得していない模様だ。

 長机の係りの職員に呼び出され、村長と一緒に面接。面接調査を終えても、“有難いお話し(?)”が午後からあるとのこと。妻は機転を利かせて、「タイ語で話をしても、日本人の夫はまったく分かりません。それに、これからメージョー大学に用事があるので帰らせてください!」と頼み込む。

 その頼み(?)が聞き入れられて、5分もしない面接調査を終えて、そそくさと庵に帰宅できた。それにしても、こんな面接調査に何の効果があるのだろうか。

 パスポートに1年間有効の配偶者ビザのスタンプ、それに黄色い外国人用タビアンバーンも外国人用IDカードも、タイ国運転免許証もそろって所持している。それに、90日毎連続滞在届、TM30届けもやっている。それなのに、郡役所への出頭命令とは理解に苦しむ。

 このような定住外国人に対する面接調査の出頭命令は、他の県や他の郡でも行われているのでしょうかね? それとも今後順次実施していくのでしょうかね? ちょうど、一時帰国や外国旅行で不在の時はどうなるのでしょうかね?

 ビザなしとか、ビザ切れの不法滞在外国人、あるいはワークパミットなしの不法労働外国人の調査・摘発の方が先決でしょう。

 まあ、チェンマイ定住のこの方の「TM30届出」のココの記事をご覧いただければおわかりのように、外国人の定住やビザなどに対するタイの役人の対応は、合理性や整合性がほとんどないようですね。

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posted by 新明天庵 at 13:00| Comment(1) | 北タイ暮らしの日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつも様々な情報ありがとうございます。TM30に関してはメーサイでも厳格に運用されています。ただ、TM30の厳格運用はテロ対策ということを聞いたことがあります。そうであれば、BKKで厳格に運用されなければならないと思うのですが、実際にはBKKではされていません。今年4月に知人がBKKで滞在延長を申請しましたが、なにも無かったとのことです。現在は不明ですが。田舎でテロなんて聞いたことないですけどね。6月に一時帰国し、BKKから深夜バスで当地に戻り、午前中(24時間以内)にイミグレに出向いて「ただいま戻りました」とばかりパスポートを差し出し、新たにプリントアウトされたTM30の半券をもらって来ました。正直、内心馬鹿らしいなと思いつつ従うしかないですけどね。
Posted by リンチー at 2017年09月07日 21:09
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