2017年06月06日

メージョー大学新入生歓迎マラソン・気軽に楽しく走れました!

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 スタート前の学部別隊列の雄姿

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 スタート直前の様子

 毎年恒例になっているメージョー大学新入生歓迎マラソン。午前6時にメージョー大学横門をスタートして、サンサーイ郡役所まで10.5キロのミニマラソン。どんなマラソンなのか興味がわいてきて、初めての参加。(ゴール付近2枚の写真以外はチェンマイニュース紙の写真引用)・・・

 田舎庵からサンサーイ郡のメージョー大学まではバイクで約40分。スタート30分前の午前5時半までには到着したいので、まだ夜も明けぬ午前4時40分頃に庵を後にする。

 この雨季の時期は雨が心配なのだが、この日は東の夜空に明けの明星が輝いていて、雨の心配はまったくないようだ。6月上旬ということもあり、メージョー大学に到着した時にはほぼ夜が明けて明るくなっていた。

 「見覚えのある数人も含めて、一般参加のランナーも20人以上は集まってきているが・・・はて?・・・ゼッケンもらうような受付もなく、荷物預かりもないの?」

 まあ、さすがに5千人以上の新入生が参加するだけあって、凄い学生の隊列である。これだけの学生の隊列の中にわが身を置くことなど、滅多にないこと。若さのエネルギーに圧倒される。

 一般参加ランナーは、どうやら先頭を勝手に走ってもらうだけのようだ。参加料もなければ、ゼッケンもなければ、荷物預かりもないではないか。つまりマラソン“大会”ではなく、マラソン“練習”ということだろう。

 チェンマイでは5月、6月にマラソン大会は少ない。“大会に出て走る”という機会が少なくなるのは、今後の走りを考えると不安になる私。そこで、この“ゆるーい”であろう大会に出ることに。従って、この「マラソン“練習”」は願ってもないチャンス。

 しかし、ある筈の荷物預かりがなくては・・・どうしたらよいのか。そこで、預ける荷物をバイクの前籠に置いておき、少しかさばるが貴重品の財布をランニングパンツの左右のポケットに納めて走る事に。こういう時には自家用車でくれば問題がないのだが。

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 このスタートは一般の人ですが、歩きの部?

 おエライ人が集まってのオープニング儀式が終わり、ランニングスタート。もちろん、新入生で最初から走る学生はほとんどなく、一般参加者の市民ランナー20数人が、先頭を走って独走態勢。新入生は隊列を組んで整然とゴールを目指すようだ。

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 5千人以上となると迫力がありますね!

 このマラソンであるが、沿道には先輩グループが、飲み物やお菓子などを無料配布する屋台やテントを構えている。沿道の店や商店も独自に無料サービス屋台を出している。

 とりあえず自分なりに必死に走っているので、次々とある屋台の上の飲み物や果物、お菓子などを横目で眺めるだけ。これだけ次々と無料ーサービス屋台やテントが沿道に並んでいると、縁日の露店・屋台通りを走っているような気分にもなる。

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 食い物競争ではないんですがね?

 まあ、我々一般ランナーの後に5千人以上の大学生がやってくるので、給水や食料サービス屋台群はそれほど多いのでもないのかもしれない。

 「ちょっと待てよ?何も食べ物競争をしているわけでもなく、“10.5キロの走り&歩き訓練”を行っているのに、これほど多くの飲み物・食べ物無料サービスは・・・やはり、変だわさ!」

 そんな疑問を脳裏に浮かべながらも、「屋台の上に何が並んでいるのかな?」とか、「沿道のサービス屋台の学生たちが、次々と応援してくれるとは嬉しいな!」と、走っている辛さを何かと紛らわせてくれる。

 チェンマイなどのマラソン大会では、人通りが少ない早朝ということもあるのだが、沿道の人の応援などないに等しい。マラソンは“孤独な走り”なので、沿道の応援などなくても、別に何とも思わない。

 ところが、このマラソンは、日本でもこんな大勢の応援はないであろう、と驚くような沿道の大勢の大学生の応援。確かに、まるで応援の列の中を走るようで、ちょっともう少し頑張って走ろうという気になる。

 新入生の男子学生の中にも、歩きの長ズボン姿ながら、先行する一般ランナーと一緒に走ろうとする頑張り者も十数人以上はいる。その学生の中で、数人は、なぜか、追い抜く私に軽く振り返って、両手を合わせてワイをして追い抜いて行くではないか。

 なるほど、これが年配の人を敬う学生の自然の姿だとちょっと心に沁みた。日本語で「ありがとう!」と思わず返答してしまう。

 沿道屋台サービスには、ひげもじゃらの赤いランブータン(ゴッ)、切り身を透明なプラスチック袋に入れたマンゴー(マムアン)、バナナなどのフルーツもふんだんに置かれている。走っていなかったら食べるのであるが、なにせ走っている最中なので見るだけにして我慢我慢。

 朝飯ということだろうが、袋に詰めたカオニャオに豚串焼き(ムーピン)なども差し出されてすすめられるが、それは走りながらでは食べられないでしょうが。

 走って30分ほど経過して、このマラソンは折り返しでなく、郡役所終点の片道10,5キロなのだと気付く。うすうす感じてはいたのだが、「それならばゴール地点からスタート地点まで、ちゃんと車などに乗せて戻してくれるのだろうか?」との、一抹の不安が拭いきれなかった。

 あくまでタイは“マイペンライ(どうにかなるさ)”のお国柄なので、私も“マイペンライ(どうにかなるさ)”になる他ないと、あれこれ考えるのを、走っている途中ですぱっと諦める。

 まったく初めてのルートで片道10.5キロ。それはそれで構わないのだが、多くのマラソン大会がそうであるように、途中キロ数の標示板が皆無。これも、マイペンライである。時計でスタート後の時間を確認すれば、自分のペースをもとに、おおよそのキロ数がわかるというもの。

 だが、途中で経過時刻を見るのをしない私。「あと数キロかな?」と思ったのだが、ゴールの郡役所広場に到着。こんなに早くゴールできたとは意外。ゴールがまた凝っている。両側に旗手にゴールテープが張ってあるなんて。

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 ゴールテープが待っている郡役場です

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 ゴール光景・横切るおっさんは私ではありません

 別に先頭なんかでなくて、ゴールテープを切らせてもらうなんて、マラソン人生の最初で最後かも知れないと大いに感激。いや、“かも知れない”でなくて、もう2度とないに違いない。その決定的瞬間の写真・・・はある筈もない。

 初めて訪れるサンサーイ郡役所前広場。幹線道路沿いでなく、集落の沿道になるのでは、目にする機会もない。「あら?もうゴールしてしまったのか?」と、いささか余裕が残る体力。とりあえず冷たい水をと、広場横に並んだテントの飲み物や食べ物ブースを見渡す。

 すると、若いOLらしき小柄な女性ランナーが近寄ってきて、「冷たい水をもってきてあげる」と語りかけてくれるではないか。その彼女だが、私ははっきり覚えていた。私を途中で追い抜いて行き、その時に横から励ましの声をかけてくれたからだ。

 立ち止まっている私の手元に、ワンカップタイプの冷たい水を差し出してくれた。そればかりでなく、しばらくすると今度はワンカップタイプの冷たいオレンジジュースを持ってきてくれた。見ず知らずの私に、さりげなく親切にしてくれる彼女には感謝。

 今回のマラソンであるが“大会”でないだけに、一般参加者は20数人くらい。もちろん、私が声を掛けられるような人など1人もいない。でも、ゴールしてすぐに彼女が近づいてきて、あれこれと親切にしてくれるとは嬉しい驚き。

 冷たい水とジュースを飲んで一息ついてから、食べ物サービステントを見て回る。そこでも彼女にばったり会って、「熱々のサラパオ(豚マン)美味しいから・・・」と、貰って手に持っていた3個の豚マンを私に手渡そうとする。

 「3個は食べられないので1個だけにして!」と言うと、「それならこれは豚肉入りだから美味しいよ!」と、1個だけ選んで手渡してくれる。確かに蒸しあがったばかりで熱々で美味しい。「あそこのカオトム(お粥)を食べましょう!」などとも言ってくれる。

 なんでここまで親切に構ってくれるのか、首を傾げてしまう。まあ、「こんな所に日本人?」という物珍しさがあったのかもしれない。日本人の専売特許ともいうべき“おもてなしの心”だが、なんのことはない、彼女を通して“タイ人のおもてなしの心”に触れることができた。

 彼女だが、聞けばメージョー大学のOBで、現在はドイサケット郡の農業関係の研究所で働いているとのこと。明るく朗らかな彼女で、たまにマラソン大会で走っているとのこと。今後のマラソン大会でひょっとしたら一緒に走る事になるかもしれない。

 さて、新入生の隊列はまだまだ到着しない。そろそろ、バイクの置いてあるメージョー大学のスタート地点に戻らなくては。親しくなった彼女に“戻る方法”を相談すると、わからないという。彼女たちは何人かのグループ仲間で走っていて、後で仲間が車でピックアップに来るそうだ。

 そんな遅くまで待っていられないので、1人で戻ることに。でも、郡役所の前にはソーンテーオも頻繁に走っていないし、メージョー大学横門まで運んでくれるのかどうかもわからない。また、10.5キロ走って、来た道を戻ることは御免こうむる。さてどうして戻るのか、思案橋ブルース(?)。

 役場前の道路の向こう側には、メージョー大学らしき作業着制服の男子学生数人が、駐車しているバイクの列の中にいる。新入生歓迎マラソンで走った、“こんな所に日本人(?)”の私(汗だく姿ですぐわかる)が困っている。ひょっとしたら、バイクの後ろに乗せてメージョー大学まで戻ってくれるかも。

 2人組の男子学生に事情を話すと、1人が「私がバイクで」送ります」と簡単に申し出てくれるではないか。戻りはバイクが正解。というのも、狭い旧道に総勢5千人以上の学生の隊列軍団が歩いたり駆け足で軍役場に押しかけるのだから、車は長い渋滞の列で動かないからだ。

 私を後ろに乗せた彼のバイクは、渋滞の車の列を縫うようにしてメージョー大学へ戻る。聞けば彼は3年生で、工業関係を学んでいるとのこと。千葉県の成田には親戚が住んでいるとも教えてくれた。

 ほぼ全学生が出払った感のある静かなメージョー大学キャンパスに戻ってきて、バイクで帰途に就いた。今回のマラソンも、日本ではできないような体験と出会いが得られた。これだから、チェンマイなどの小さなマラソン大会は止められそうもありません。

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posted by 新明天庵 at 14:00| Comment(0) | TrackBack(0) | チェンマイ・マラソン走ろう会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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