2014年02月14日

メーホンソーン県パーイ郡リス族正月祭り2014・その4

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    リス族娘さんの正月衣装                   この村では大粒の小豆(?)が特産?

 歳の頃は女子高校生のリス族衣装の2人の夜更けの闖入。化粧台で鏡を見ながらの化粧直しに余念がない2人。たぶん、ここの家の娘さんとその友人であろう。突如、自分の家に居座る変なおじさん3人連れの我々のほうが、彼女にとっては“招かれざる闖入者”に違いない。・・・

 一夜の宿を借りるのに、黙っているのも失礼なので、少しばかり話しかけてみる。化粧直しが終わったら、2人でまた外出して祭りの場に行くこと。輪になっての踊りは、やはり朝方まで延々と続くこと。などがわかる。そして、友達連れの2人の交わす会話であることが気付いた。

 彼女2人はタイ語で会話をしているのだ。そんなのは当たり前だと思われるが、リス族同士では自分たちの言葉であるリス族語を話すはず。それが、タイ語での会話とは不自然。

 「どうして、2人はリス語でなくタイ語で話すの?」と問いかけると、「私のこの友達はタイヤイ族なので、リス語は通じないの!」との返事。リス族とタイヤイ族の2人の間の会話は、学校で習って学校で喋っている共通語であるタイ語になるのは当たり前。

 2人はパーンマパ郡の高校に通うお友達で、リス族正月祭りに遊びにやってきたようだ。それにしても、リス族衣装をしていても、彼女のような“偽リス族女性”も混じっている場合もある。これは、貴重な発見に値するかも?

 このリス族村は幹線道の横にあるので、集落の中に電信柱が立っていて電気は通じている。この家でも、衛星アンテナを立てて、衛星TVを見ている。夜も更けたころ、2人の彼女が家に戻って来て、TVの前の布団を敷いた所に小さな弟も含めて3人で雑魚寝。

 酒に酔ってすぐに寝た我々2人の高いびきと、彼女らのTVを見る大きな音。神経質なYさんは、可哀相にも、なかなか寝付かれなかったらしい。まあ、夜の宿などまったく考えていない、テント持参の山岳民族村突撃ホームステイなので、こんなことなど覚悟しないとだめである。

 心配していた虫に刺されることもなく、寒さも感じることもなく、街中では到底体験できない、山の中の静かな朝を迎えた。というのは、そうありたいという願望に過ぎず、実際は、まだ夜の明けやらぬ午前5時頃から、「コケコッコー」との早起き鶏のモーニングコールのジャカマシイことったらありゃしない。

 その五月蠅さいことといったら、戸外の闇夜に出て、鶏を捕まえて片っ端から首をはねたくなる殺意さえ抱いてしまうであろう。私は高いびきで図々しく安眠するタイプなので、鶏の鳴き声はほとんど聞こえてこないという、都合の良い“鈍感”さを持ち合わせている。

 朝は、家の片隅の台所で、トントンとまな板を叩く包丁の音で目覚める。家の中に張ったテントからでると、2人の彼女が朝食を調理している最中。開け放った入口ドアーや壁板の隙間から射し込んでくる朝日がやけに眩しい。テントをたたんで、早く家から出ないと迷惑がかかる。

 ところが、テントをたたむと、この家のお母さんがやってきて、彼女2人が作った朝食を食べて行きなさい、と勧めてくれるではないか。食後に、1人50バーツ払うことで、惣菜とご飯の朝食を有難く頂く。図々しい闖入日本人おじさん連中に、ここまで親切にしてくれるとは、本当に感謝。

 どこかの国民が“おもてなし”を世界に向けて声高に宣伝していたが、そんなのは、この山奥の辺鄙なリス族村にもさりげなくある。生活での不便さは、いちいちあげたらきりがないほど、どうしようもなく溢れているこのリス族村。でも、その不便さの深さだけ、自然が豊かで、人と人のつながりも豊かに思えてならない。

 何もリス族の村に限らず、辺鄙な田舎にあるいろんな少数民族の村に、テント持参の突撃宿泊ホームステイを、定期的に楽しみたいもの。そこには、私達日本人が置き忘れてきた、大切な何かがあるように思えてならない。次は、観光など無縁の山奥の辺鄙なモン族村やカレン族村への、テント持参の突撃“宿泊”ホームステイを予定している。
 
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posted by 新明天庵 at 02:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 山岳民族村ホームステイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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