2014年02月13日

メーホンソーン県パーイ郡リス族正月祭り2014・その3

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 夜になり、村の中の坂道から見上げる空には、チェンマイ市内とは比較にならぬほど多くの星がきらめいている。それは、逆にチェンマイ市内の空気の悪さを思い知らされることに。村長の家に近づくにつれて、踊りの音楽を奏でる楽器の音色が闇の向こうから流れてくる。どうやら、祭りの踊りがようやく始まったようである。・・・

 急坂を登り切った尾根筋斜面に村長の家の小さな広場。そこでは、広場の中央に切り出してきた“神木”を立て、その周りを囲んで、お互い手を繋いで輪になって踊る。踊りの音楽は、日本でいえば三味線のような楽器を抱えたおやじさんが担当で、神木のすぐ近くを、足でリズムを取りながら円を描いて音楽を奏でる。

 まだ時間が早いのか、子供たちとおばさん連中だけが小さな輪を作って跳ぶように踊っている。大人たちは、広場の隅で燃えている焚火を囲んで、飲み食いしている。我々も、広場の隅で輪になっての踊りを眺めることに。

 このリス族正月の輪になっての踊りであるが、見た目には単純な動きのスローテンポのフォークダンスに思える。しかし、いざ輪の中に加わろうとすると、足の“簡単に見えるステップ”がなかなか微妙で難しいことがすぐわかる。次回からは、踊りの前に1時間ほど特訓を受けるようにしよう。

 夜が更けるにしたがって、村の老若男女が五月雨的に集ってくる。楽器演奏担当のおじさんは2人いて、踊りの輪が途切れないように、お互い交代でやっている。いつのまにか、踊りの輪も大きくなり、それを取り囲む村人も増えてくるではないか。

 トウモロコシで作ったという自家製焼酎やビールが振る舞い酒として回って来るが、ほどほどにしておく。それよりも、夜の冷え込みが増してきているので、大きな七輪の上で真っ黒にすすけたヤカンで沸かした熱いお茶が有難かった。リス族など山岳民族でも、中国の雲南地方が発祥の民族は、日本人同様にお茶を飲むようだ。

 手を繋いで輪になって踊る、見た目に単純なリス族踊りは、エンドレステープのように世の更けるのも忘れてだらだら(?)と続く。これまで幾度か体験した、この正月リス族踊り。夜中に行われるので、踊っている人や周りを囲む人の顔が見えにくいのが残念。

 夜も9時過ぎになると、村長の家の広場での正月踊りは一応終了。こんなに早く踊りが終わるなどという“生易しい踊り”ではない。これから、深夜から早朝に向けて、皆で各家々を順番に回って、そこで輪になっての正月踊りを披露する。最初の1軒だけを一緒について回るが、その途中で見上げた夜空の星の奇麗なこと。

 踊り披露に訪れた家々では、その家の人が来てくれた村人に振る舞い酒。これを朝まで延々と続けることを考えると、酒に強くてかつ体力がなければとても出来そうもない。こうなると、結局、若者が朝までお付き合いすることになるようだ。

 我々は、泊めてくれる民家に引き返してしばし雑談。正月の夜には花火のうるさい爆発音が断続的にではあるが、賑やかに集落内に響き渡る。ちょっと神経質な人なら、朝まで眠ることが出来ないくらいの、安眠妨害の花火の爆発音であろう。

 一夜の宿を世話してくれた民家だが、正月祭りの夜なので、小学低学年の男の子が1人でTVを見て留守番。適当な時間に、我々だけで先に寝る他あるまい。だが、突如、リス族正月衣装に着飾った2人の娘さんが、家の中に闖入してくるではあるまいか?{続く}

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posted by 新明天庵 at 02:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 山岳民族村ホームステイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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