
バナナの葉を様々に折りたたんで飾る これが伝統のクラトン(灯篭)
夜遅くに小雨ぱらつくチェンマイ市内から庵への帰途、道路脇に駐車した車の列に遭遇。何かイベントが行われているに違いないと、バイクのスピードを緩めて運転。すると、国道横の地区のテーサバーン役所前広場で、大勢の人が繰り出してのイーペン祭りの最中ではないか・・・
広場のステージでの華やかな伝統踊り舞台に誘われるように、しばし見物することに。北タイでは伝統イーペン祭りと呼ぶローイクラトン祭りは、郡や地区ごとに開催される。もちろん、外国人旅行者などは皆無で、地元の人たちだけ。
このような地元のイーペン祭りは規模こそ小さいのだが、“おらが地区のイーペン祭りだべ!”との雰囲気と賑わいが好きな私である。
ステージでの伝統踊りなどは、目を見張るほど華やかで素晴らしい。村対抗クラトン(灯篭)コンクールで入賞したそれが並べてある。伝統的にクラトンはバナナの葉を奇麗に折りたたんで装飾する。入賞作品は、まさしく“これぞ伝統クラトン”と堂々と主張しているではないか。
これほど手の込んだ細工の重厚なクラトンだが、満月の夜に川に流してしまうのであろうか? 川に流してしまうには、あまりにも惜しまれる素晴らしい出来のクラトンである。


