
「文字を彫ったり、くっつけたり、ペンキを塗ったりと、かなり苦労したけど、ちょっと自慢できる看板に仕上がりましたよ!」
こう語るのは、日本から持ってきた日曜大工道具一式を駆使し、かつ、手間暇かけて、手作りの“温泉看板”を完成してくれたAさん。
“チェンマイ・定住者集いの会”が行ってきた温泉修復ボランティアである「温泉の恵みで生徒や村人に笑顔を!」(詳細は以下を参照)プロジェクトの最後の締めくくりともなる、今回の温泉看板取り付けの旅・・・
旅などというたいそうなことはないのだが、チェンマイ市内からだと2時間半ほどかかる山奥の村なので、たかが看板取り付けでも、日帰り旅行になってしまう。今回のメンバーは、北タイ温泉探検隊(自称)の筋金入り隊員3人、それに「一緒に連れて行ってください」とリクエストのあった日本のご婦人2人を加えての合計5人。
ときどき小雨が降ってくるどんよりした曇り空の下、メーリムの町外れから、サムーン街道に入る。下界からは、サムーンへの山越えの山々は低く垂れこめた雨雲で上半分は隠れている。くねくねと蛇行するサムーンへの山越え街道では、小雨に降られたり、雲のガスの中を通過するなど、山岳風景を楽しめないあいにくの天気。でも、あれこれと雑談が尽きないので、退屈はしない。(気の合ったご婦人2人がいると、お互い実によく喋るので車内は賑やかになるものですな!)
「この温泉修復ボランティアのために、いったい何回この山道を往復したのだろうか?」と、妙に感慨深くなる、温泉のあるメートー村への荒れた凸凹道。10月以降の乾季になったら、この村の温泉で1泊キャンプし、さらに先に進んで、ワットチャーン村、そして、メーホンソーン県のパーイへ抜ける、温泉巡りバイクツーリングをやりたいものだ。
「温泉場見るのが、なんだか怖い気もしますよね!」
それは、3人の温泉探検隊員の率直な気持ち。というのも、この雨季の断続的な大雨で、温泉場すぐ横の川が増水して、テーブルや椅子が流されたり、壊されたりしている可能性も大いにあるからだ。こしらえた2基の土管湯船は土台を頑丈に固定してあるので、洪水で一時的に埋まることはあっても流される心配はない。
しかし、イスとテーブルはその脚の部分をセメントで固めたものの、増水した流れにさらされたら、壊される恐れも多分にある。そうなったら、そうなったで、また復興策を考える他ない。温泉場にAさん運転のピックアップトラックが到着。車内から、温泉場の椅子とテーブルの様子を覗う。緊張の一瞬である・・・{続く}
◎ドキュメント「温泉の恵みで生徒や村人に笑顔を!」のこれまでの経過は、以下の第1話〜第12話をクリックしてご覧ください。
第1話
第2話
第3話
第4話
第5話
第6話
第7話
第8話
第9話
第10話
第11話
第12話



峠の方は急ピッチで舗装工事中ですが、その先はダートです。それもかなりゴツゴツの小石道。砂が浮いてる数か所は雨が降ると難所になるでしょう。
ワットチャーンからは、何の変哲もない舗装路なので長かったです。
その名湯温泉に入れるならば楽しさ倍増ですね。