2012年10月22日

福井よりこつぶのつぶやき・その7

 ≪免許証の有効期限が1日過ぎているとして無免許運転に?

 こんな要旨の読売新聞記事(10月20日付福井版)が。『福井市の国道で法定速度を21キロ超過した運転手を取り調べた際、免許証が有効期限を1日過ぎているとして(無免許運転でも)処理した。しかし、その後、免許の有効期限が日曜日の場合、その翌日まで有効との規定がある事がわかり、福井区検は略式起訴の取り消しを請求した。運転手を取り調べた男性警察官がその規定を知らなかったのと、検察庁もそのミスに気付かなかったダブルミスが重なっていた。』と・・・

 この記事に目が留まったのは、免許証の有効期限の細かな規定を知らなかった現場の警察官や、地方検察庁の重大なダブルミスがあった、ということではない。免許証の有効期限のとらえ方が、タイとは根本的に異なっていることに驚いたからである。

 まず、タイでは、「免許証の更新は、その有効期限内では受け付けてもらえず、有効期限を過ぎてから、おおむね数ヶ月以内に更新手続きをする」ことになっている。タイでタイ国運転免許証を取得した日本人なら、誰でもが「有効期限が切れないと更新してくれないなんて、タイって変わった国だわ!」と周囲に語る。

 こうなると、しばらくは(中には数ヶ月以上の方もいるのだが)有効期限切れの免許証で運転することになる。その期間に、交通検問にあって警察官に免許証を調べられたらどうなるか。期限切れで咎められることは絶対にないだろう。タイでは相変わらず無免許運転がなくならないので、まずは免許の有無が最重要項目となって調べられるだけだ。

 となると、免許証の有効期限年月日は正確には“有効期限”ではないという矛盾が生じる。以前、この矛盾をタイ人にぶっつけてみた。すると、タイ人いわく。「運転免許を取得して運転をしているのなら、その運転能力は持ち続けていますよね。免許証の有効期限が切れたからといって、無免許ではないし、運転能力がなくなることもないでしょ!」と。

 さすがに、タイでも免許証の更新期間は2年前くらいに改定になり、「更新は有効期限前2ヶ月、期限後2ヶ月(正確には忘れましたが)」程度になったようです。これでも、日本では考え及ばない“ゆるーい”更新期間ですよね。ちなみに、有効期限での更新をせずに3年経過した“失効免許証”を持っていた日本の方が、駄目モトでチェンマイ県陸運局に免許更新に行った。すると、「新しい免許に更新しますが、学科試験だけは受けて下さいね!」といわれ、タイ語でなくて“日本語の学科試験”を受けて1発合格。その日に、新しい免許証をもらえたそうな。

 運転免許証の有効期限や失効について、「タイが正しく、日本が間違っている!」などと言うつもりは全くない。両国の考え方の相違を、まず知ってもらいたい。そして、両国が、相手国を参考にして、改革すべきところは改革すべきであろう。もっとも、運転免許証の有効期限が1日過ぎただけで免許証を失効させるなど、まさしく「お上の国民いじめ」のような気がしてならないのだが・・・いかがであろうか??!!

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posted by 新明天庵 at 01:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 日本からタイ・チェンマイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
タイ免許証の期限切れについて私も最初と惑いました。道交法の罰則よりも保険は無免許(期限切れ)には適用されないのが常識だからです。そこで早速タイの保険会社に問い合わせた所、「免許が切れた事が、その人の運転能力の喪失とは認められないから、保険は適用される」と言う正式見解がある事を知らされました。
Posted by 菅 久雄 at 2012年10月22日 10:50
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