2006年11月18日

老舗カオソーイ(1A)

 カオソーイといえば北タイファンなら誰もがご存知の料理。カオソーイに関しては「第59号:ちゃーお」で詳細に特集しております。興味関心のある方やカオソーイ通になりたい方は、バックナンバーをお求め下さい。その特集でも紹介されている、チェンマイのカオソーイの老舗の一つが、カオソーイ・ラムドゥアン・ファーハーム店なのだが・・・

写真上の絵は、箸入れ箱のふたに描かれています

 「まだお昼を食べてないのでどこかで・・・そう、カオソーイのラムドゥアンにしようか!」
 市内の用事を終えての帰途に、そのように助手席の妻が言い出す。チェンマイ人なら大半の人が知っているともいえるのが、妻が言い出したその店。
 その店は美味しいカオソーイ店としてあまりに有名すぎて、恥ずかしながら、今までわざわざ足を運ぶのをためらっていた。すでに有名な老舗より、まだ知られていない美味しいカオソーイ屋発見のほうが、なぜか私に似合っていると勝手に思い込んでいる。だが満足できる成果はまだ出ていないから、あまり大きな声では言われない。

 立ち寄ったのは、カオソーイ・ラムドゥアン・ファーハームの第2号店。場所は、スーパーハイウエー沿いにある国立博物館とクワンシン交差点の間にある。道路よりちょっと奥まってあり、タイ語の店看板(写真下)しかないので、見つけやすいとはお世辞にもいえない。

この看板が目印です

 さすがにカオソーイの老舗だけあって、午後3時前という中途半端な時間にもかかわらず、店内は多くの客が。
 メニューもカオソーイ(鶏と豚の2種類)とカオマンカーイ・トート(鶏肉天ぷらのそれです)の2種類限定。(食後のお口直しのカノムワーンも入れれば3種類メニューだが)
 テーブルに運ばれたカオソーイだが、「うん? 量が少ないわ!」と思わず呟いてしまった。好みのカリカリ食感の揚げ麺が少しなのは残念。それでも、スープに沈んでいた鶏の足の肉はボリュームたっぷり。食べた後の骨も太くて、飼い犬のお土産に紙に包んで持ち帰りたくなったほど(実際に持ち帰ったかどうかは秘密)。
 唐辛子も何も加えずに賞味すると、意外にも辛さがマイルドなこってりカレー味(写真最上段)。これなら、辛さが苦手な日本の方も頂けそう。ちなみに、カオソーイは30B、カオマンカーイ・トートは25B。

 まあ、カオソーイほど店により味のバリエーションが豊富な料理はない。そこで、店の名前にとらわれずに、あくまで自分好みの旨いカオソーイを追及するのが、本当のカオソーイ通。

 さてと、このカオソーイ・ラムドゥアン・ファーハームの第2号店だが、近々別の場所に移転することになっている。{続く}
 



posted by 新明天庵 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(1) | チェンマイなどのカオソーイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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