2012年04月15日

チェンマイの田舎で楽しむソンクラーン・その1

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 ピックアップ自動車とラーチャプルック並木   道路脇の水掛け陣地部隊

 もともとは“髪を洗う”との意味から始まったのが、ランナー正月伝統の“ダムフア”。簡単にたとえると、“家族の長、親戚の年配者、職場の年長者などへの新年の挨拶回り”で、それが4月15日午後から始められる。昔の日本のように、タイでは家族と親戚・縁者・一族郎党との付き合いは色濃く残っており、田舎では“ダムフア”に出掛けるのは大切な正月行事の1つとして欠かせない習慣になっている・・・

 “ダムフア”に出掛けるのに、15日は各道路や通りでは水掛け戦争の真っ最中。どうせ、道路脇の陣地水掛け部隊に水を掛けられるので、それならばと、こちらも急遽機水掛け部隊を編成して対抗しようということになる。出かける前に、ピックアップトラック荷台に親戚や友人を乗せ、水を入れた大型ポリバケツも載せて、いざ、水掛け戦争への出陣と相成る。

 今回は荷台には親戚近所の大人4人、子供3人の7人。これでも載せ過ぎなのに、水を入れた大型ポリバケツ、水掛け用の小さなポリバケツ数個、氷を入れたアイスボックス、瓶ビール1箱、ウイスキー数本、コップやつまみ、子供用の浮き輪などなんでもかんでも載せてある。搭載してある品々を見れば、要は水掛けなどが目的ではなく、用水の水場(後ほど説明)に“飲めや食えや”の正月宴会が目的だとわかる。

 親戚でのダムフアを受けてから、庵地区のソンクラーン正月の人気の水遊び場の一つである、メーガットダム湖の麓の用水路へと。そこへ向かう道路は田園地帯をほぼ真っ直ぐに走り、道路の両側には、黄色いラーチャプルック(英名ゴールデンシャワー)の並木があって(上写真左)、ちょうどこの時期に咲く黄色い花が、ソンクラーンの厳しい暑さを見た目に和らげてくれる。

 最初から荷台に乗っていては、すぐに道路脇の陣地部隊の餌食でずぶ濡れになる(上写真右)。これでは写真は撮れないので、行きは助手席に乗せてもらう。でも、助手席では、後部荷台への水掛け攻撃の決定的写真は無理だとかわる。だって、運転席に水をかけても面白くないのであるから。

 チェンマイ県最大のダム湖であるロックフィル式のメーガット・ダム湖。そこでは流れ落ちる水で発電して、その後の水を農業用水として下流域に供給している。その湖から流れ出た直後の用水路の両側が、ソンクラーン期間中の絶好の水遊び場となっている。ここの良さは、なんといっても濁っていなくて奇麗で、かつ、流れが速い豊富な水の量であろう。(今年は異常な人出で、芋の子を洗う賑わいで、水も濁るという、これまでにない珍事に!)


 ふだんはなにもない堤防だけの用水両側だが、この期間は人出を当て込んでの屋台がずらりと並び、日除けだけあるにわか休息所が、これまたずらりと並ぶ。用水路脇に、突如、歩行者通り縁日の凄い賑わいになる。この用水の堤防下に日除けビニールシートをこしらえて、その陰でビニールシートを敷いて、ソンクラーン正月の水遊び場宴会が始まる。

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 用水路の水場での水遊びと宴会光景

 我らも、ビニールシートの上にビール、ウイスキー、つまみ、コップ、氷が入ったクーラー箱などを出して、さっそく乾杯で宴会突入。子供たちは、すぐに用水に浸かって浮き輪で水遊び。大人も、大概は後ろから突如押されて、用水の中へドボンと落とされてからしばし水遊び。確かに、酷暑では用水に浸かっていた方がよっぽど涼しいというものだ。

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 居並ぶ屋台からは、いろんなものが運ばれてくる。よく飲むけれども、それに負けずに、いろんなものをよく食う。次々と勝手に注文して、シートの上に次々と食べ物を並べる。食べるだけ注文するなどケチなことはしないのだが、そこまであれこれ注文すれば、呆れて何も言えなくなる。

 ソンクラーン正月を迎えると、チェンマイ市内やその近郊に暮らす定住ないしはロングステイの日本人の方は、水掛のない田舎のリゾートに避難したり、部屋や家で3日間引き籠りの籠城生活を送るのが流行(定着?)。はっきり言わせてもらえば、ソンクラーン水掛け正月のいろんな楽しみ方を知らないから、「無差別に水をかけられるから嫌だ」などと、マイナス思考でソンクラーン正月をとらえているのではあるまいか?

 チェンマイの良さの一つに、こちらの人は集まってワイワイ楽しむことが大好きなことがあろう。それならば、その輪の中に入って一緒に楽しむことに臆病になっては、チェンマイ暮らしの良さを自ら後ずさりしていることにもなろう。私も含めて、どうしても必要以上の真面目さが抜けきれず、1年で最も楽しいソンクラーン水掛け正月を、当地の人と一緒になって楽しむという努力が忘れ去られているかも? (大きなお世話だわさ!)

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posted by 新明天庵 at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | チェンマイ・ソンクラーン・2012 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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