2012年02月09日

チェンマイ県のリス族村の正月祭り・その4

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 Sさんの奥さんのリス族集落にホームステイさせて頂くのは、かれこれ数回以上にもなるが、正月に行う1年間の吉兆の骨占いは初めて拝見。骨占いといえば・・・

 邪馬台国の卑弥呼の時代には、その骨占いが祭りごととして当たり前のように行われていたらしい。『当時の政治は占いによって万事が決められていた。つまり、骨を焼きそのひび割れや割れ具合などから、その年の収穫から祭事全般までを決めている時代であった。神がかりとなった巫女の口から出たお告げにより、国のあらゆる政策が行われていたのである。例えば、骨がとんでもない割れ方をしたりすると、その年には飢饉が来るとか病気が流行るとか予想され大騒ぎになるのである。』と。

 家長であるSさんの奥さんのお父さんは、黒鶏の足の部分の左右の骨を親指と人差し指の間に挟んで持って、骨のひび割れの線を祈るように真剣に凝視している。骨のひび割れの隙間に爪楊枝を数本立てて、その爪楊枝の頭を指先でコン、コンと突っついては、ひび割れの線を凝視する。

 神聖な儀式なのだろうが、真剣なのはそのお父さん独りだけで、周囲の家族は無関心に近い。このアンバランスが印象的。ゲストの我々も真剣に骨占いに没頭する親爺さんの横で、たき火を囲んで気楽におしゃべりに興じる。真剣な眼差しでの骨占いという、いささか原始的な世界には、興味関心よりも、どうすることも出来ない生活文化の乖離が先だってしまう。

 実際に骨占いを目の前で拝見すると、「いまどき、そんな迷信を・・・」などと軽々しく言えない重さと奥深さを感じるのは私だけであろうか?

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posted by 新明天庵 at 03:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 山岳民族村ホームステイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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