2012年01月30日

チェンマイ県のリス族村の正月祭り・その3

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 正月の夜は、家の横に松の木の枝を立ててある家々に、輪になって踊る人たちが順番に訪ね歩く。私たちがホームステイしているSさんの家にも、松の木を立てた空き地に、夜遅く踊りの輪がやってきた。家主が、踊りにやって来た村人に酒や菓子を振る舞って歓迎する。その時に、大音響の花火を打ち上げたり、爆竹花火を鳴らしたりするのだが、すぐ近くでそれをやられると眠気など吹っ飛んでしまう迫力がある・・・

 年に1度の正月の夜の賑やかさ(うるささ?)ともいえるが、その花火や爆竹が明け方まで延々と続くとなると、満足な睡眠がとれない。まあ、眠れるような夜ではないと、事前にSさんに言われていたので、その通りだと苦笑い。辺鄙な山岳部の小さな村なので、暗くなれば深い静寂に包まれるのが普通なのに、この夜ばかりは都会の真ん中よりうるさいのだから。

 元旦の翌朝は、各家々では家長が家の中の神棚にお供えとお祈りをする。竹で編んだ卓袱台を松の木の前に置くのだが、その台の上のお供え物を拝見する。緑のバナナの葉に包んである薄っぺらい丸餅だが、日本の餅のように白い。モン族などの餅は、色つきのもち米を使うので紫色が普通なので、ここのリス族の白餅にはちょっと意外だった。ちなみに、正月の餅は大晦日についたとのことで、餅つきが見ることができずに残念。

 餅以外には、さばいた豚の分配肉の干し肉、羽をむしり取られた鶏1羽(ない家もある)、水が入った透明なペットボトル、それに線香などが、卓袱台の上のお供え物。(上記写真左)
家の外の空き地の松の木の前にお供え物を置いて、しばらくは、呪文みたいになにやら唱えてお祈り。傍から見ても厳かなこの儀式だが、家長以下家族全員が参加するのではなく、家長のおじさんがたった一人で黙々とやっているのが印象的。

 松の木を神木とみなしてのお祈りの後は、家長が家の中にいる家族を呼んで、祈りを捧げたペットボトルの水で、顔を洗う儀式に。たぶん、穢れや悪霊から身を清める意味があるのであろうが、はっきりとはわからない。その後、Sさんの家では、中国正月祭りでお馴染みの100連発ぐらいの爆竹の炸裂(上記写真右)。身近での連続炸裂は、小さな爆竹片が周囲に飛び散ることもあって、かなり危険で迫力がある。中国正月がリス族の正月でもあるのだが、爆竹を鳴らして祝うなど、やはりリス族と中国南部とは密接な関係があるのだろうか。

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posted by 新明天庵 at 02:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 山岳民族村ホームステイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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