2012年01月25日

チェンマイ県のリス族村の正月祭り・その2

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 村に到着したのは正月祭り当日の午後過ぎ、雲一つない澄んだ青空が広がり、初夏のような汗ばむ暑さ。これで正月祭りと言われてもピンとこない。この村は尾根を通る幹線国道のすぐ下の急な斜面に、へばりつくように階段状に民家が不規則に散らばってある。ホームステイ先のSさんの高床式の家までは、急斜面の小道があるだけなので、転ばぬように足元を確かめながら、各自が荷物を持ち運び込まなければならない・・・

 この急な凸凹が多い粘土小道では、雨季の雨の降る時には滑って転んで危険極まりない。と、誰もが考えるであろう。近くの民家に行くにも、斜面をあがったり、くだったりと大変である。こんな斜面での暮らしを子供の時から続けていれば、さぞかし足腰が鍛えられるに違いない。

 尾根の斜面に集落を形成すれば、水はどうするのか。斜面下の谷筋にある共同貯水池まで下って行き、そこで水を容器に汲んで入れて、急斜面をかついで登って家まで運ぶ。試しに、その谷筋の貯水池まで下って、また引き返してきたのだが、手ぶらでも息切れするくらいきつい往復だ。

 Sさんの家では水汲みに行かなくても済むように高圧ポンプを購入して、家の横の大きな水タンクに給水している。高圧ポンプの買えない家は、それを持っている家に水を分けて貰ったりしているそうだ。水道も井戸水の便もない、不便で辛い山の暮らしが、ここにはまだ残っている。

 さて、リス族正月祭りといえば、村の中のちょっとした広場に、新調したリス族衣装の老若男女が集まろ。広場中央に立てられた神木であろう松の木を中心に2重、3重に輪を作って、伝統楽器の笛やギターに合わせて手をつないで踊る。踊りといっても、手をつないで輪を作っているので、足のステップだけの単純な繰り返し。その単純なステップの繰り返しが、自分で実際やってみると意外に難しい。

 輪の外でステップの練習をやっていると、誰かがやってきて教えてくれたり、輪の中に入って一緒に踊るように誘われる。「我がリス族村正月にようこそ!」との歓迎雰囲気が心温まる。

 この村の正月祭りの踊りの輪ではあるが、夕方以降暗くなると、近在の村から若者を中心にやってきて一緒に加わる。これは、昔から若者の出会いの場として、正月祭りの踊りの輪があるとのこと。これはモン族やラフー族なども共通するようである。

 我々の“若い嫁さんさがし”おじさんグループも、この踊りの輪の中の若くて奇麗な女の子を鵜の目鷹の目で物色。実は、この正月祭り1泊ホームステイの真の目的は、何を隠そう、“お見合い相手さがし”。もっとも、皆さん60歳過ぎで、一人だけ50歳過ぎという、いかにも“度が過ぎた(?)”面々なので、そんな簡単に見合い相手が見つかるなどとは、誰一人考えていないのだが。

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posted by 新明天庵 at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 山岳民族村ホームステイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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