
今年に入っての1月27日には、ちょうど1ヶ月前の驚異的な円安・バーツ高(1バーツ=4.71円)とまったく同じ交換レートに戻ってしまった。
「トランプ大統領就任後には円高傾向!」との予測は裏切られた。
最も交換レートの良い私設両替店で、1万円で2,185バーツ。つまり、「1万円≒2,100バーツ台」と円の低値安定が当分続きそうだ。つまり、当分は1バーツ=4.6円で計算した方が良さそうである。
上記の記事写真で分かるように、10月24日に、ついに1バーツ=4.60円台に突入。バンコク市内での最高両替値(10月23日も1万円で2,210バーツまで低下。
何度も繰り返すようですが、1万円で4,000バーツと両替できた時が、本当にあった。それを信じてもらえないくらいの驚異的な円安・バーツ高。
これから1ヶ月後、数ヶ月後の交換レートは、どこで底値になるのか。この先の円高傾向が、全く見通せないので、いささか絶望的になってしまう。
日本の行楽の秋に向けて、親日国のタイから、“高くない物価”の日本への旅行客が増加していくのであろう。だって、2,200バーツで1万円近くの買い物ができるのだ。その上に「一つの免税店で5,000円以上の買い物」では、TAX Freeで消費税10%(食品は8%)抜きで購入できる。
日本へ旅行に行くのなら、これまでにないような、円安バーツ高の今がチャンスなのは言うまでもない。
大阪のタイマッサージ店で働いている私の連れ合いも、チェンマイなどにいる知り合いや友人に、「日本に遊びに来なさい!」と強調しているようだ。近く、連れ合いの親しい知り合いの女性が、大阪にやってくるとの事。もちろん、連れ合いのワンルームマンションに無料宿泊しての日本旅行となる予定。
このメチャクチャな円安・バーツ高も、連れ合いの知人や友人が、夢の日本旅行に行けそうな恩恵となっている。
つまり、エゲツナイ円安・バーツ高も、日本人には地獄に、タイ人には天国と正反対になるという事でしょう!
チェンマイやチェンライなど北タイ8県を管轄する在チェンマイ日本総領事館。その北タイ8県で長期滞在(3ヵ月以上?)する邦人は、日本の住民票登録にあたる在留届を出す必要がある。
タイ国の運転免許証取得や1年滞在ビザ申請や更新時などに、総領事館発行の在留証明書添付が必須となる。
ところで、北タイ8県で在留届届を出している邦人はいかほどで、その内で18歳以上の選挙有権者はいかほどなのか?
近年は未曾有の新型コロナ禍や在留邦人の高齢化、急激な円谷・バーツ高などで、潮が引くように日本へ引き上げる邦人が増えているようだ。
そんな北タイ長期滞在邦人現象傾向の中で、衆議院選挙(10月27日投開票)が行われる。
チェンマイなどで長期滞在している邦人の中には、日本の役所発行の在外選挙投票登録証を持っていて、在外投票が可能となっている。
ところが、在外選挙投票登録証の入手が面倒で時間もかかることから、放ったらかしのままの長期滞在邦人が大半のような気がする。
今回の衆議院選挙には間に合わないだろうが、次回の国政選挙に以下のように備えたいものだ。
つまり、在留届を出している18歳以上の有権者邦人に、在外選挙人登録をするように、チェンマイ県ならば、日本人会やCLL、在住者クラブなどの邦人団体が、積極的に呼びかける活動をお願いしたいものだ。
10月15日現在の円安・バーツ高状況ですが、10,000円=2,225バーツで1バーツ≒4.5円にもなります。日本の銀行での交換レートは、なんと1バーツ=4.59円とこれまでの最高値を更新。
そして円安傾向は当面継続とのことで、もう馬鹿らしくて、阿呆らしくて、毎日レートをチェックする気力さえなくなりそうだ。
この大幅な円安傾向の継続は、日本で働くアジアやブラジルの労働者に対して、本国への送金額の大きな目減りとなっている。
外国人労働者にとって、今や日本は、韓国や台湾よりも低賃金で、なおかつ大きな円安で故国への送金額の目減りが激しい。となると、主にアジアからの出稼ぎ労働者が、「円安続きで、賃金が低い日本」を避けることになろう。
「サービス業や介護関係の危機的な人手不足なら、アジアを中心とする外国人労働者を受け入れればよい!」。などと、甘い考えが通用しないのを予測できないのであろうか?
アジアでも近場のタイに旅行に出かけるなことさえ、超円安・バーツ高でますます敬遠されそうだ。
「もうどうにでもなれ!」と、呆れるくらいの円安・バーツ高。それが7月10日の
「1ドル161円→1バーツ=4.49円
10,000円=2,255バーツ」
ところが、チェンマイ大洪水の第二波の10月4日の新聞には、下記の写真のように、
「1ドル146円→1バーツ=4.54円
10,000円=2,251バーツ」
これまでの「ドル安円高→バーツ安」の常識傾向が通用しなくなった。つまり、ほぼドルに関係なく「バーツと円の両替率が決まる」現状に突入したようだ。
ちなみに、10月4日のバンコクでの最高両替率は「10,000円=2,260バーツ」。
自民党の石破新内閣が発足して、10月27日に衆議院総選挙が。まずは、その総選挙までは現状の「円安・バーツ高」傾向は維持されるであろう(私の見立てですが)。
タイの政治が一応の安定が継続しそうで、経済も日本より順調に動いているように思える。となると、今後も「10,000円で2,200バーツ台」で、当分は推移するのではなかろうか?
この予想だにしなかった円安・バーツ高は、各方面に以下のような深刻な打撃を与えている。
1、チェンマイなどを中心にいる年金邦人のロングステイヤー、定住者などに、より質素倹約の生活を強いる。
2、1の部類の邦人が、チェンマイ(タイ)などの暮らしに見切りをつけて、医療や福祉が充実した日本に戻る。
3、訪タイ日本人の減少傾向に歯止めがなくなり。チェンマイなど北タイの旅行ハイシーズンである冬(11月から2月)に訪れる、シーズンステイヤーの数も減少傾向になるだろう。
つまり、チェンマイなどで見かける日本人が大幅に減少していくであろう。
1バーツ=4.49円で動かず!1万円=2,255円!: チェンマイ・田舎・新明天庵だより
これまで、「バーツはドルと連動している」と思い込んでいた。実際に「円高・ドル安」傾向になると、「円高・バーツ安」傾向になっていたからだ。
ところが、最近の1ドル=160円台から140円台への円高傾向にも関わらず、予期せぬバーツ高が続くという理解できぬ異変が起きている。
このことにいち早く気付いた、以下のブログ記事を見つけた。
https://ameblo.jp/usagichiangmai/entry-12866478608.html
さて、バーツの為替レートは、ドルの影響も受けつつもタイの経済力動向で決まるようだ。そのように考えないと、今後の円とバーツの為替レートの予想を間違えてしまいそうだ。
日本経済力の長期低落傾向が円安に繋がっているのが、大きな要因になっているに違いない。そして、タイは割と堅実に経済発展を続けているのであろう。つまり、ドルの影響を受けつつもバーツ高基調が、当分は続きそうかも?
また、新しいペートンタン連立政府であるが、早くも王室支持の保守派が「タクシン氏傀儡政府」と、バンコクでデモを起こしている。ペートンタン政権の安定継続は、最初から黄色信号が点滅し始めているのかも知れない?
今後のタイの政局に注視する必要があろうかと。でも、タイ在住邦人のblogやフェイスブックなどでは、意識的にタイの政治を避けているように思えてならない!
熱帯タイはフルーツ天国。果物の王様といわれるドリアン(タイ語でトゥーリアン)、果物の女王といわれるマンゴスチン(タイ語でマンクート)を筆頭に、実に豊富な種類のフルーツに溢れている。5〜6年程前からは、柿、苺、桃、梨などの温帯フルーツも加わって、タイはフルーツ大王国に君臨しています。
その熱帯フルーツの変わり種の一つに、何と中南米原産のサンカクサボテンの果実である、ドラゴンフルーツがある。ソフトボールくらいの大きさの深紅の果実で、その表面が龍の鱗に似ているので、その名がドラゴンフルーツ。タイでは“ケーオマンコン”と呼ばれている。
チェンマイ田舎暮らしでは、田んぼや畑の片隅で、間隔を置いて立てた細いコンクリート柱にまとわり付いた、緑のサンカクサボテンが見受けられます。背丈ほどに伸びるサンカクサボテンだが、茎の先に深紅の果実をつける前に咲く花の方に注目したい。
その花の咲くのは暗い夜の間だけ。早朝にこの花を見に行くと、大きな純白の魅惑的ななサボテンの花。そうだ、同じくサボテンの花の月下美人の花にそっくりなのです。「花より団子」ならぬ「果実より花」の珍しいフルーツである。
私には珍しくもないドラゴンフルーツであるが、先日大阪市内の安売りスーパーで売っていた。ベトナム産で“Love Pitaya”という果肉が白い品種で、1個429円(約100バーツ)の値札。もちろん、チェンマイの市場などでは1個30バーツ(約140円)もしないであろうが(たぶん)。
この果実を半分に切ると、ドギツイ赤紫色に黒い胡麻粒が散らばった果肉が出てきてビックリ。たぶん、上記の新聞記事の“Red Pitaya”品種かも。細切れにして食べて見ると、ほんのり甘みのある水っぽい味で、フルーツの甘さに欠けていて落胆してしまう。
そして赤紫色の果汁で口の中の舌まで染まり、果汁が服に着くと染まってしまってなかなか取れないことにもなる。何とも厄介な果汁でもある。
そこで、果肉が白い品種も普通に出回るようになり、この方を好む方も増えているようだ。上記の新聞記事では、「サラダに混ぜて食べる」と紹介されているが、なるほど、それなら美味しく食べられるかも。是非とも、フルーツサラダとして食べてみたくなった。
以前の毎年のタイへの旅はバックパッカー同然の旅。ともかく、少しでも安く何でも済ませようと骨を折った。
タイへの玄関口はバンコクのドンムアン国際空港。行きと帰りには必ず数時間は過ごす必要が。その時に苦労することが、空港内の馬鹿高い飲食店を無視して、空港外の庶民の屋台食堂にうまくたどり着けるかである。
ドンムアン空港の場合、横を走る鉄道の向こう側に屋台食堂街があると聞いていた。大きく重いバッグを背負って、線路をまたぐ高架歩道橋を上り下りする。降りた場所に各種屋台食堂があり、電車に乗る人や空港に仕事に行く人などで賑わっているではないか。
屋台テーブルで食べている人の皿やどんぶりを指さして、それと同じものを注文。食べてみると実に美味しいし、なおかつ料金が馬鹿安。
空港から少し離れた駅近くの屋台街は、以後、ドンムアン空港の到着時や出発時に必ず立ち寄ることになった。
その後、ドンムアン空港建物の一番片隅に、空港で働く職員用のフードコートがあると知る。そこは当然どのメニュー料理も安値。それに、どうやらかなり早朝から深夜過ぎまで営業しているようだ。このフードコートにも随分とお世話になった。
タイの空の玄関口をスワンナプーム国際空港に譲って、国内線空港に格下げになったドンムアン空港。その空港の利用機会がなくなり、確かめてはいないのだが、空港内におうじの職員用フードコートは残っていそうな気がする。どなたか、確かめてからコメントをください。
さて、上記の新聞記事でお分かりのように、スワンナプーム空港内に「マジックフードポイント」なる、安くて美味しい空港内従業員食堂があるそうだ。機会があったら、是非とも訪れてみたいものである。
ところで近年のタイ旅行者は、プライオリティカードみたいなカードを持っていて、空港内ラウンジで無料飲食を楽しむ様になってきている。空港内の安いフードコートを探して、そこで飲食する旅行者などもうなくなっているのだが。
民主主義国家では「立法、行政、司法の三権分立」が必要不可欠。だが、タイでは“しばしば起こる軍事クーデターで民主政権がひっくり返される”お国柄である。そして、今回は司法の憲法裁判所が「セター首相解任命令」を決定すると言う司法クーデターが、またまた発生。
なぜ司法の憲法裁判所が無茶な決定をくだせるのか? それはタイの上院が、「独自の強い権限を持つ、憲法裁判所や国家汚職防止委員会の人事を承認する権限」を持つから。その上院では、与党第ニ党で親軍派の“タイの誇り党”が、最大議席数を有している。
よって親軍・王政派が多くいる憲法裁判所が、「タイの王室と政治の両方の安定」を断固継続する命令を出すことになる。次の上院議員選挙で、反軍政・王室改革派が過半数以上獲得し、司法クーデターが発生しないように、憲法裁判所や国家汚職防止委員会を抑え込む必要があろう。
タイのエリート層(既得権益層)は、タイの政治と王室の同時安定維持を望んでいて、政治が混乱するような事態にはさせない。このようにタイの政治や司法を見ていくと、タイの政変や司法クーデターの今後がわかり易くなろうかと。
それにしても、タイ在住邦人のブログやフェイスブックは、タイの政治を見事に(?)タブー視してスルーしている。タイをより深く、より正しく理解したいなら、タイの善悪両面を考える必要があると思うのだが。
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